余暇と平和と酒と女
この2年余、コロナ禍が世界の平穏を乱し続けているところへ、今年はウクライナとロシアの理不尽な戦争が追い打ちをかけた。プーチン帝王を追い詰めれば核のボタンを押しかねないというのでは、夢も希望も打ち砕かれそうな暗澹たる気分である。永年、余暇と遊びの研究者を自称してあれやこれやと活動してきたが、こんな状況下で「遊び」とか「余暇」にできることはあるのだろうかと自問自答せざるを得ない。世界の危機に臨んで「余暇や遊び」なんてものはクソ役に立たない無用の長物・・・いやいやそんなことはない、余暇と遊びこそ、戦争を抑止し、平和を実現する真の力である! この結論を前に押し立てて、しからばいかにしてそれが可能なのかを論証してみよう。