アイスブレイク研究会

アイスブレイク(Ice Break)とは、「氷を砕く→心の氷を融かす」円滑な対人関係を構築するために不可欠な技能であり、コミュニケーションづくりの「はじめの一歩」です。

相手の、あるいはお互いの心が温かく(Heart Warming)なれば、距離がぐっと近くなります。

アイスブレイクは、グループワークやチームビルディングに活用されることが多いですが、実はもっと広い範囲で、身近に利用されているテクニックだと考えます。たとえば・・・

  • 営業マン/生保レディのアイスブレイク
  • ドクター/看護師のアイスブレイク
  • 保育士/幼稚園教諭のアイスブレイク
  • ホテルマン/キャビンアテンダントのアイスブレイク
  • ホスト/ホステスのアイスブレイク
  • 初デートのアイスブレイク

などなど。

日本余暇会では、アイスブレイク研究会を立ち上げ、アイスブレイクの分析・分類(対象・場所など)・体系化を進めています。

第2回「アイスブレイク研究会オンライン会議」を開催します

「アイスブレイク」にご興味をお持ちの方でしたら、どなたでもご参加いただけます。ご参加お待ちしています。

【日時】2023年2月23日(火)13:00~14:00

【会場】Zoomによるオンライン会議

【ZOOMリンク・ID】

https://us02web.zoom.us/j/85350180953?pwd=ckw1eDMxTlQ3SkxpdHZOa2lVWUxMZz09

ミーティングID:853 5018 0953

パスコード:494116

第1回「アイスブレイク研究会オンライン会議」を開催しました

【日時】2023年3月3日(金)13:00~14:00

【会場】Zoomによるオンライン会議

【参加者(敬称略)】薗田碩哉・いとう啓子・横関清・今村光章・道廣英彦・佐藤健・瀧康秀(7名)

【内容】

これまでの経緯説明

  • 薗田先生と会う
  • 今村先生と会う

参加者自己紹介(内容省略)(敬称略)

  1. 薗田碩哉
  2. いとう啓子
  3. 横関 清(香川県)
  4. 今村光章
  5. 佐藤 健(急ぐ仕事があり聞くだけの参加)
  6. 道廣英彦(本日、業務中に付き時々離席する可能性がある)
  7. 瀧 康秀

■(今村)「アイスブレイク入門」の本を出版するまでの経緯説明

■(今村)アイスブレイク研究会についての意見

  • 情報交換の場ということで進めてもらえば良いかなと思っていて、大きな学会のようなものにはしたくない
  • レクリエーションの場、ワークショップの場、高齢者、子ども、学校、介護の場、職場(営業現場)等で活用できるものの開拓
  • アイスブレイク関連の書籍を出版している方に登場してもらい、30分くらい話をしてもらい、それに対して皆で討議 したり、意見を述べてもらうのも良いと思う。(例えば青木さん 中野民夫さん)

■(瀧)レコネットに個人研究ということで申請をして受理された(20,000円の助成金が支給される)。まとまれば、全国レク大会で発表も有り得る。

■出席者意見

  • (薗田)瀧さんが研究していることは全て吐き出してもらい、それについて意見や提案を出し合って進めていくのが良いと思う。それぞれの得意分野での情報収集や知りうる情報提供をして、それを瀧さんがまとめていくという方 法が良いと思う。
  • (横関)今日が初めてで内容がよくわからないので特に意見はない。
  • (いとう)出版の仕事をしているので、取材等でアイスブレイクということはしてきたように思うが、特に強く意識をしたことはないが、興味を持ったので今日参加した。

■ここで提示した資料について瀧より説明

 ① 心理学的見地からの分析

  • 「雑談のルール」松原良紀著からたくさんのヒントを得た
  • 心理学をもっと勉強してアイスブレイクの進め方のヒントを見つけていきたい。

 ②「笑いを科学する」

  • 木村洋二編からアイスブレイクには笑いが必要不可欠なものと感じた。当然なことではあるが。また「笑い」を科学的に分析していて興味を得た。

■出席者意見

(薗田)瀧さんが勉強したところを吐き出してもらいたい。そして、それらについてそれぞれがそれぞれの場面でのアイスブレイクを探して、意見や提案等を出しながら進めていくのがいい。

(瀧)接客の場面でのアイスブレイクもかなり重要だと思う。以前の職場で実感した。「ワークショップ」や「ファシリテーション」の分野でもヒントを見つけていきたい。

(薗田)

  • アイスブレイクを、場面ごとに細かく分析していき体系化していくのが良い。アイスブレイクをもっと拡張していく。また、大集会でのアイスブレイク、小グループでのアイスブレイク、個人対個人のアイスブレイクと分野を分けて 進めていくのもいいと思う。または、対象別に分ける。子どもの集団、個人。若い人、中年、高齢者、認知症になった人等。※ヒトラーは小さい集団の前で演説はしていない。大集団の前で演説し、その心理を利用した。
  • 男性と女性では対応が違うので、そこも研究するのも良いと思う。
  • 個人(一人ひとり)を大事にしして進めていく。
  • アイスブレイクは必ず必要で、もっと広がる要素を持っている。瀧さんの言うように接客も大事で、いろいろなお店を尋ねて聞いてみるのもいいと思う。
  • 深く掘り下げていくことが良いと思う。
  • 課題に対して、何が問題で、それに対する対策は何であるかを追求していく。
    ※参考文献→アーヴィング・ゴッフマン「出会い─相互行為の社会学」→現代はエンカウンター
  • レク・リーダーはアイスブレイキングに関心を持っているので、頑張って本を出版すれば広がる可能性は大いにある。今日の出席者のいとうさんは、アネスト出版社(比較的安価で本の出版ができる)なので協力してもらえそうである。

(今村)アイスブレイクを横に広げていくことと、深く掘り下げていくことを同時に進めていくのは良いことだと思う。

(いとう)仕事柄初対面の人にインタビューすることが多いが、その時にアイスブレイクを自然にやっていたと今気が付いた。その内容は、趣味の話とか服装の話とかで、その中で相手のことを認めてあげると打ち解けて話がしやすくなる。

(薗田)

  • 「打ちとける」という言葉いいですね。打ちとけるの「とける」は「ほぐれる」ということで、これはひとつのキーワ ードですね。
  • いろいろなボールを投げて、そのボールをどう投げ返すか。人と接することがおもしろく、自分や相手の言葉等で対応が変わってくる。テクニックも必要だが、ヒューマニズムが大切でこのヒューマニズムを重要視していきたい。
  • ハウツウではない、ハウツウ本にしたい。また、社会とつなげて考えながら進めていきたい。
  • 福岡の佐藤靖典さんの「アイスウォーミング」という言葉が優しくていいね。

(横関)私はセールスマンをしていて商談が主な仕事だった。今思うとその商談はアイスブレイクそのものだった。客をよろこばせるアイスブレイクだった。それがないと商談は成立しなかった。

(道廣)私は歌でアイスブレイキングしてきた。音楽も良いアイスブレイクだと思う。参加者が簡単にアイスブレイクしてくれる。また、会場にBGMが流れているだけでもアイスブレイクになると思う。

(薗田)昔のグループワークトレーニングの中で、心理学ゲームがあった。はじめに「山を描いてください」次に「家を描いてください」その次は「川を描いてください」と続き、その絵の完成形を見てその人の性格等を当てていくというゲームだったが、絵を描くことがアイスブレイクになっている。

(瀧)いとうさんも横関さんも実際にはアイスブレイクはやってきている。それらを私たちが体系化していくことがこれ からの仕事ですね。

(薗田)様々な課題を瀧さんが整理して提供し、それに対してそれぞれの専門者が意見を述べてもらうというやり方がいいと思う。 レコネットの個人研究は期限があるのか?できれば全国レク大会で発表するのが良いかと思う。

(瀧)最後に本日令和5年3月3日、アイスブレイク研究会の立ち上げを承認していただいて、会員として一緒に活動していただけるかの同意を求めます。

※全員の承諾を得ましたので、本日アイスブレイク研究会発足いたしました。
※次回のアイスブレイク研究会のオンライン会議は5月に実施いたします(今後は2か月間隔で計画しますのでよろしくお願いします)。

(道廣)今後日本余暇会で対応はしますが、主導は瀧さんでお願いします。

(薗田)今日の参加者と、これからの参加希望者のメーリングリストを作ってもらい活動を広めていきたいと思います。 またホームページ等での広報も積極的に進めていかなければならないと思いますので、よろしくお願いします。


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