#131 オリンピック・パラリンピック その1(2026年2月4日)

【つぶやき】

2月6日からミラノ・コルティナ2026冬季オリンピック、3月6日からはパラリンピックが開催される。
冬季種目はなかなか目にする機会がなく、オリパラの中継で初めて観戦するものもあるのではないか。冬季スポーツの抱える課題を直視しながらも、選手の努力を称えていきたい。

【コメント】

 今月から来月にかけて、冬季オリンピック・パラリンピックが開催される。オリパラというと、夏季の大会がイメージされることが多いが、冬季も白熱した試合が繰り広げられるだろう。
 フィギュアスケート、スキージャンプやスピードスケートなど花形競技はもちろんのこと、最近人気を集めているスノーボードやカーリングなど、単純にスピードを競うだけでなく、芸術点や完成度などを採点する競技もある。そんななか今回から新たにオリンピック競技となったのが「スキーマウンテニアリング」だ。登山技術を使って山岳地帯を走破するタイムを競うものである。タイムを競う点では、既存の種目と同じ「近代スポーツ」らしいものだが、スキーを外してブーツで歩くセクションもあるとのことで、どんなレースになるのか楽しみだ。
 夏季以上に自然との闘いが繰り広げられる冬季オリパラだが、地球温暖化によって冬季大会の開催ができる地域が減少してきていることも明らかになっている。雪不足で国内ではスキー場の廃業も増えており、スキー・スノボ人口自体が激減しているデータもある。このような状況に対し、高梨沙良選手をはじめとした現役選手の活動もおこなわれているが、一般への認知度は低い状況だ。さらに、温暖化のなかで施設を運営する光熱費や建設維持費の問題も指摘されている。(ちなみに長野市は長野五輪の施設建設費用の市債を完済するのに20年もかかった。)施設維持の問題はIOCも認識しており、今回のオリパラでは新設されたのは1か所のみ、ミラノのアイスホッケー会場だけである。そのため、スピードスケートは展示施設内に仮設されたリンクでおこなわれ、常設リンクとは感覚が異なるという意見も出てきている。
 一方、自然との闘いだけでなく、技術面の闘いもある。たとえばパラ競技のチェアスキーにはトヨタ自動車をはじめとしたさまざまな企業が用具支援を行っている。選手の体に合わせたシートに改良し、空気抵抗を少なくするなど、最大限の力を発揮できるように開発しているのだという。どの競技でも出場する選手に注目が集まりやすいが、選手を支える多くのひとが「チーム」として一丸となって取り組んでいる。代表として出場が叶わなかった選手も含めて、その競技に情熱を注いでいる人びとに思いを馳せながら観戦したい。

《執筆:ヒメ》


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