【つぶやき】
インターネットを活用したショッピングが広がっており、店舗で購入することが稀なひともいるのではないだろうか。
ネットのほうが財布のひもが緩くなるひともいれば、売り場の空気で思わず買わずにいられないタイプもいる。
ショッピングの決め手は何だろうか。
【コメント】
私自身、以前はインターネットで買い物をすることは少なかったが、書籍やCDなど商品によっては、品ぞろえが豊富なネット通販を利用することが増えてきた。店舗に洋服を試着しに行った場合でも、希望の色・サイズの関係で店員の方からネットでの注文をお勧めされたことがある。他の店舗や倉庫から取り寄せるよりも早いということで、納得したうえで購入したが、自宅で商品を受け取るときに少し不思議な気分になった。
そんな実体験を経て、人気の商品やその日どうしても買いたいものは、あらかじめホームページなどで在庫の有無を確認したうえで、「空振り」しないように備えることも多い。
わざわざ店に足を運ぶ場合には、どうしてもその場で買わないといけない、決め手を求めたくなる。
例えば、店舗限定品であったり、季節のキャンペーンを実施しているなど、「やっぱり買いに来てよかった」と自分を納得させたくなるのだ。
住んでいる地域によっては、買いに行く手間・ヒマ・費用を考えると、圧倒的にネットのほうが便利ということもあるだろう。モノを売る側も工夫を凝らしており、ネット通販であれば、商品数や合計金額に応じて割引率が上がったり、条件次第でポイント還元されることもある。そうすると、「ついで買い」が促進されるらしい。店舗でもネットでも、自宅で手にしてみたら予想と違う商品というのは一定数あるが、商品の品質がネットだから粗悪ということはなくなってきている。
このように店舗やネットなどで、多様な高品質の商品があふれる現代社会では、モノを選ぶこと自体がストレスになることもあるという。先日もラジオで「選ばない消費」について解説されていた。「ガチャ」というと、ソーシャルゲームの課金の問題や、「親ガチャ」などマイナスの文脈で使用されることが増えているが、もともとは「何が出てくるかわからないわくわく感」があったはずで、その点をプロモーションに活用している旅商品なども出てきている。
とくにこだわりを持っていないモノの場合は、その場で一番お買い得な商品を購入するのが簡単なのかもしれない。しかし、ある程度情報や余裕があるときには、商品の理念やコンセプトに共感したものを買うという選択もある。エシカル消費やフードマイレージ、物流の2024年問題も関係してくる。「すぐに手に入る」「安価」以外の評価基準も持ち合わせていきたい。
≪執筆:ヒメ≫