じい・マダム・ヒメによるリレーエッセイ

「つぶやき余暇」

毎月4のつく日は”よっかネタ”配信日!
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毎月ひとつのテーマを、世代の異なる3人の余暇研究者が執筆します。
じい(薗田碩哉)・マダム(辰巳厚子)・ヒメ(青野桃子)

#024 余暇の友は酒・・・(2022年6月24日)

Posted by admin|  Posted on 2022/06/24 18:00

世の多くの人は酒を飲む とりあえずはビール、続いてチューハイだ、水割りだ、日本酒だ... 酒は酒を呼び、次々と盃を重ねていい気持ちになる。 酒を飲むのは余暇においてである。 仕事中に酔っぱらっていたら間違いなくクビになる。 酒が飲める時間・・・それこそが余暇である証拠といえる。 余暇にもいろいろある、仕事帰りの余暇、週末の余暇、もっと長い休暇、 余暇に合わせて酒の飲み方も千変万化する。 それぞれの余暇にふさわしい酒の飲み方を考えよう。

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#023 学歴、職歴、加えて余暇歴(2022年6月14日)

Posted by admin|  Posted on 2022/06/14 18:00

どこかへ就職しようと思ったら履歴書を書いて出すのが一般だ。 そこに記すことを求められるのはまずは学歴、 その次はそれまでに就いた仕事の履歴、 履歴といえばこの2つが頭に浮かぶ人が多いだろう。 だが履歴書に、もう一つ書くことがあるのを忘れちゃいけません。 それは「趣味」とか「特技」の欄。 仕事以外にどんなことに興味を持ち、どんな活動をしていますか、 これはその人の人柄や人間の幅を知るのに重要な項目なのだ。 趣味や特技を持てるかどうかは、どんな余暇を積み上げてきたかによって決まる。 「余暇」歴は人の個性を生み出す忘れてならない履歴の1つだ。

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#022 余暇って学問になるの?(2022年6月4日)

Posted by admin|  Posted on 2022/06/04 18:00

学問と言えばまずは古典的な哲学、文学、法学、経済学… 理科方面なら医学、化学、物理学、建築学に電子工学… いずれも立派な大学に学部や学科があって偉い教授たちが犇(ひし)めいている。 ところが近年、いささか風向きが変わって、今風のソフトな学問が増えてきた。 マスコミ学、コミュニケーション学、生活デザイン学あたりから はては観光まちづくり学、不動産学、演劇学からマンガ学まで、 ユニークな学部・学科を持つ新興大学があちこちに生まれている。 それでもどうしても見つからないのが「余暇」という名前の学部や学科だ。 余暇は学問とは無縁な世界なんだろうか。

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#021 100年前の「レジャー白書」(2022年5月24日)

Posted by admin|  Posted on 2022/05/24 18:00

余暇に関するデータブックとしては、 日本生産性本部が毎年出している『レジャー白書』が有名で、 余暇市場の規模とか日本人のレジャー実態を数字で示してくれる。 ところで、今を去ること100年も以前に、昔版『レジャー白書』が出されていた。 大阪市社会部が大正12年(1923年)に調査した『余暇生活の研究』がそれである。 当時の大阪市は東洋一の商工業の中心地として発展途上にあり、 周辺の農村部を取り込んで急速に都市化が進んでいた。 人口200万人、東京の330万人と比べても遜色のない大都市だった。 そのころの「余暇」の王様は映画、当時の用語では活動写真、次いで寄席と芝居、 週に一度の休日には、道頓堀や千日前をはじめとする盛り場に多くの民衆が押しかけた。 こうした興行ばかりではない。日常の余暇もさまざまな楽しみが追求されていた。 江戸時代以来の伝統的な娯楽もあれば西洋伝来の「モダンな」楽しみもあった。 そのバラエティの豊かさは、現在の余暇状況にも負けないくらいだ。 「余暇生活」は近代化の道をひた走るこの国の重要なイシューであったのだ。

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#020 余暇の原点は子どもの遊び(2022年5月14日)

Posted by admin|  Posted on 2022/05/14 18:00

春の天気は変化が激しいが、良い天気に恵まれるとホントに気持ちいい。 公園に行くと緑の芝生の上で、子どもたちが嬉々として遊んでいる。 中でも目立つのは、若い母親、父親に連れられた、いたいけな幼児たちだ。 よちよち歩いてすっころんで、それでもニコニコと立ち上がり、また歩き出す。 小さな身体いっぱいに、動くこと、遊ぶことの喜びを表して飽きることがない。 子どもたちはそこから出発して、どんどん遊びの中身を豊かにしていく。 身体を動かす遊びはもちろん、心を豊かに、頭を耕すいろいろな遊びに挑戦する。 それは少年期、青年期を経て、成人になってからの余暇生活につながって行く。 余暇の原点は、まずは子ども時代の遊びをしっかり遊びつくすことにある。 だが、いま、子どもの遊びはピンチ、それも大ピンチだ。 今の子どもたちは、私たちが子どもだったころに比べると、ホントに遊べているのか疑わしい。 確かにおもちゃも運動具も自転車も、いろんなモノは持ってはいるが、 仲間を集めて、自由に、勝手に、好きなように、心ゆくまで遊べているのかというと、 どうもそうではなさそうだ、いや断じてそうではない。 子どもの遊びは大人の世界に囲い込まれ、その商売の道具にさせられているのではないか。 それは大人の余暇のあり方にもつながっている。 子どもの遊びこそが余暇の原点だからだ。

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