じい・マダム・ヒメによるリレーエッセイ

「つぶやき余暇」

毎月4のつく日は”よっかネタ”配信日!
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毎月ひとつのテーマを、世代の異なる3人の余暇研究者が執筆します。
じい(薗田碩哉)・マダム(辰巳厚子)・ヒメ(青野桃子)

#019 こま切れ余暇からまとまり余暇へ(2022年5月4日)

Posted by admin|  Posted on 2022/05/04 18:00

時はいま、5月の大連休の真っただ中、 昨年も一昨年もコロナで身動きがとれなかったゴーデン・ウィークが3年ぶりによみがえって、 コロナの怖れは払拭されてはいないものの、観光地はどこもそこそこの賑わいのようだ。 週休2日制さえ、完全に定着しているわけではない余暇貧国ニッポンでは 連休というと、それだけで何となく嬉しい気持ちになるが、 憲法記念日 ? みどりの日 ? 子どもの日と続く押しも押されもしない3連休は 新緑の美しい5月の気候とも相まってお祭り気分を味わわせてくれる。 多くの勤労者は休日と休日に挟まれた平日は休日という「オセロゲーム」みたいな発想で 有給休暇を申請して10連休を作りだし、ちょっとしたバカンス気分も味わう人もいる。 そこでしみじみ感じることは、余暇というのつながって長いところに価値がある、 半日とか1日ぐらいの余暇は、余暇の断片に過ぎないということだ。 余暇は長く繋がってこそ価値があるのだ。

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#018 田舎の余暇と町の余暇(2022年4月24日)

Posted by admin|  Posted on 2022/04/24 18:00

イソップ物語の中に「田舎のネズミと町のネズミ」というお話がある。 大要はこんなストーリーである。 田舎のネズミが仲のよい町のネズミを自分の住まいに招待した。 畑の中で麦やトウモロコシや大根をふるまったのだが、 町のネズミは、これをバカにして、自分の所に来ればもっとすごいご馳走があると 田舎のネズミを町に呼んだ。 町のネズミの住まいに行くと、確かに食卓にたくさん食べ物が並んでいる。 喜んで食べ始めると、そこに人間が入って来て、2匹は慌てて逃げだす。 様子を見てまたご馳走にありつこうとすると、またまた人が入って来る。 隙を見て、あたりを警戒しながら食べるので、気が休まることがない。 田舎のネズミは言った。 「ご馳走はあってもこんなに危険なのはごめんだ。  僕は、田舎の畑でのんびり食べているのが性に合っている。  今日はありがとう、さようなら」 このお話は、現代人の「余暇」にも当てはまるのではないだろうか。

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#017 誕生日はわが余暇の日(2022年4月14日)

Posted by admin|  Posted on 2022/04/14 18:00

本日4月14日という日は、世間的には、別段なんということもない日ではあるが、本欄としては特別な日なのである。 すなわち、本欄の筆者、余暇人碩翁が生まれた日である。 今回の碩翁の誕生日は、生まれたその日を1回目として数えると 実に80回目という節目の日になる。 昔の「数え年」の習慣からすれば、めでたく傘寿を迎えた誕生日ということになる。 誕生日は、社会のではなく個人の祝日である。 天皇さんやお釈迦さまやキリストならば、個人の誕生日が国の祝日にもなるのだが、フツーの人の誕生日は、家族や友人が祝ってくれるだけのことだ。 それでも誕生日は、その人の原点の日として大切なものである。 そして余暇の原点も誕生日にある。

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#016 長屋の花見を取り戻そう(2022年4月4日)

Posted by admin|  Posted on 2022/04/04 18:00

東京の周辺はいまや桜の満開の時期、 上野公園、千鳥ヶ淵、隅田川の河畔など桜の名所は 多くの花見客であふれている。 とはいえ、執拗に続くコロナ禍のもとでは、 かつてはどこの桜の下でも常態だった飲めや歌えのどんちゃん騒ぎは影を潜め、 ビニールシートを広げ輪になって座っているグループはそこここにいるものの 至っておしとやかに、缶ビールをつつましく飲んでいるだけだ。 それでもやはり春は花見である。 連句の世界では、花と言えば桜に限るという約束があり、 花びら、花房、花の香、花筏、花明り、花の雲… これがみんな桜のそれぞれを意味している。 桜は余暇のシンボルである。 春の青空をバックにあでやかに咲き誇る桜は、 眺める人々のこころを癒し、友との交わりを祝福し、 自由にのんびりと酒を飲み、手作り料理を味わい、 平和と交流の喜びを与えてくれる最高級の余暇である。

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#015 余暇は戦争を止められるか(2022年3月24日)

Posted by admin|  Posted on 2022/03/24 18:00

2月24日の「よか」の日に突如始まったロシアによるウクライナへの侵略、 プーチンの野望に発した無謀・理不尽・残虐な戦争は1か月たっても終わらない。 世界中の世論がこの戦争に反対して、ロシアの非を訴え、 ロシアに対する経済制裁も始動しているが、 独裁者プーチンは国内にもある反戦の声を抑え込んでミサイルを撃ち続ける。 毎日毎日、罪のない市民たち、女性や子どもの屍が積み上げられていく。 余暇などというものは戦争の前にはいかにも無力だ。 この厳しい状況を前にして余暇を語ること自体が 無意味どころか非難の的になるかもしれない。 それでも我々は主張したい、 余暇こそ平和の礎なのだと。

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