#011 江戸時代には過労死はなかった(2022年2月14日)
Posted by | Posted on 2022/02/14 18:00
日本人の「過労死」はつとに世界的に有名で 働き過ぎて死ぬ人が後を絶たない。 KAROSHIという用語は英語の辞書にも登録されている。 (2002年 オックスフォード英語辞典に載ったのが最初) でも、日本人はもともとそんなに「働き過ぎ」ではなかった。 それは近代以後、特に大正期辺りから今日まで続く習慣(というより悪習)で たかだか100年ぐらいの「伝統」に過ぎない。 それも「過労死」となると、バブルがはじけて 失われた10年、20年と言われた平成期に目立ってきた現象だ。 そこで少しばかり歴史を巻き戻してみよう。 かの江戸時代に「過労」で死んだ人がいたのだろうか。 徳川300年の泰平の時代、貧しくとも平和な時代に 人々はもっとのどかな働き方をしていたように思われる。