#006 クリスマスを国民の祝日に(2021年12月24日)
Posted by | Posted on 2021/12/24 18:00
この季節、日本中の町はクリスマス・ムードにあふれている。 ビルの入り口にも、街角にも、学校や病院にも、 それどころかわが住むマンションのロビーにも もみの木が飾られて赤や青のランプが明滅している。 商店街へ行くとジングルベルの響きが一日中流れているし、 ショッピングセンターには気の早いサンタクロースも登場、 親たちは子どもへのプレゼントをどうするかが悩みの種。 恋人たちもお相手を感激させる工夫に余念がない。 これほど浸透した国民的行事は他にない。 最近やたらに増えた国民の祝日―海の日だとか山の日だとか、 いったい何を祝っているのか、ただの休みに過ぎないのか、 そもそも休日であることさえ気づかぬ人もある。 それらに比べてクリスマスの存在価値は疑いようがない。 それでもクリスマスは国民の祝日ではない、 カレンダーを眺めればただの平日に過ぎない。 それはいったい何故だろう。