じい・マダム・ヒメによるリレーエッセイ

「つぶやき余暇」

毎月4のつく日は”よっかネタ”配信日!
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毎月ひとつのテーマを、世代の異なる3人の余暇研究者が執筆します。
じい(薗田碩哉)・マダム(辰巳厚子)・ヒメ(青野桃子)

#035 青空と余暇の雲(2022年10月14日)

Posted by admin|  Posted on 2022/10/14 18:00

猛暑の夏が過ぎ去って、爽やかな秋がやってくる 天気のいい日にぼんやり空を眺める 透き通った青い空がどこまでも広がり その中にぽかりぽかりと雲が浮いている 雲というのは空の中の何なのか そんなことを考えてふと思いついた 雲というのは空の中の「余暇」なんだ あってもなくてもいいような、でも、なくてはならないものでもある 空が空だけだったらやっぱり物足りない 真っ白で柔らかそうで楽し気な雲が空を空たらしめている 生活も同じことだ、仕事一色では息が詰まる 雲のような余暇が生活を生きるに値するものにしてくれる

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#034 余暇の読書案内(2022年10月4日)

Posted by admin|  Posted on 2022/10/04 18:00

10月は読書の秋もたけなわ、秋の夜長に本を読みましょう ...というわけでこのコラムに相応しい余暇の本を紹介させていただこう。 といっても「余暇の過ごし方」とか、旅のガイドブックとか、 もろもろの余暇に取り組むための実用書ではなく、 「余暇とはいったい何だろう?」ということを考えるための本である、 ヨゼフ・ピーパーというドイツの哲学者が1965年に書いた『余暇と祝祭』 文庫本で100ページ少しの小さな本だが、 これこそ究極の余暇の本なのだ。

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#033 遠慮なく休もう(2022年9月24日)

Posted by admin|  Posted on 2022/09/24 20:00

職場から休暇をもらうとき、上司や同僚に対して 「申し訳ありません、休ませていただきます」と恐る恐る申し出て、 何度も頭を下げてやっと認めてもらうというのが日本の職場の日常風景だ。 間違っても「俺は休むぞ」なんて堂々と言ってはいけない。 家族の不幸が出来(しゅったい)して、急に予定の仕事を放り出して休みを取るならともかく、 決められた有給休暇を取るのでさえ、周りを気にして平身低頭... これってやっぱりおかしくないだろうか。 定められた有給休暇は働く者の当然の権利なのだ。 大手を振って、遠慮なく休もうではないか。

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#032「地余暇」のすすめ(2022年9月14日)

Posted by admin|  Posted on 2022/09/14 18:00

「地余暇」(じ・よか、と読んでほしい)というのは聞き慣れない用語だろう。 それもそのはず、かく申す余暇人碩翁の造語だから、実はどなたもご存じない。 意味は「地元の余暇」ということ、地方(じかた)とか地酒とかいう時の「地」、 「地余暇」は住み慣れた身の回りの世界で過ごす余暇、 カタカナにすれば「ローカル・レジャー」ということになる。 一般に、余暇というと全く個人的・私(わたくし)的な余暇がまず頭に浮かび、 次には、生活の場を離れて盛り場やレジャーランドに出向いたり、 あるいは遠くの街や、果ては外国に出かけたりすることがイメージされる。 自宅に引きこもりか、お出かけレジャーか―しかし、その真ん中にある「地元」をお忘れなく。 地つきの余暇を豊かにしよう、それが「地余暇のすすめ」である。

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#031 癒しのための余暇(2022年9月4日)

Posted by admin|  Posted on 2022/09/04 18:00

人間だれしも病気になる。 病気になったらどうするか、 医者にかかって診断してもらう、 注射を打ったり薬を処方してもらったり、 場合によっては手術が必要かも知れない。 病を治してくれるのは医者か薬か病院か、 いや、実はそれらはみんな治療の入り口であって ほんとうに病を癒してくれるのは「余暇」である。 仕事も義務も約束も、みんな放り出して、 ひたすら余暇を享受してこそ、 人は健康を取り戻すことができる。

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