#020 余暇の原点は子どもの遊び(2022年5月14日)
Posted by | Posted on 2022/05/14 18:00
春の天気は変化が激しいが、良い天気に恵まれるとホントに気持ちいい。 公園に行くと緑の芝生の上で、子どもたちが嬉々として遊んでいる。 中でも目立つのは、若い母親、父親に連れられた、いたいけな幼児たちだ。 よちよち歩いてすっころんで、それでもニコニコと立ち上がり、また歩き出す。 小さな身体いっぱいに、動くこと、遊ぶことの喜びを表して飽きることがない。 子どもたちはそこから出発して、どんどん遊びの中身を豊かにしていく。 身体を動かす遊びはもちろん、心を豊かに、頭を耕すいろいろな遊びに挑戦する。 それは少年期、青年期を経て、成人になってからの余暇生活につながって行く。 余暇の原点は、まずは子ども時代の遊びをしっかり遊びつくすことにある。 だが、いま、子どもの遊びはピンチ、それも大ピンチだ。 今の子どもたちは、私たちが子どもだったころに比べると、ホントに遊べているのか疑わしい。 確かにおもちゃも運動具も自転車も、いろんなモノは持ってはいるが、 仲間を集めて、自由に、勝手に、好きなように、心ゆくまで遊べているのかというと、 どうもそうではなさそうだ、いや断じてそうではない。 子どもの遊びは大人の世界に囲い込まれ、その商売の道具にさせられているのではないか。 それは大人の余暇のあり方にもつながっている。 子どもの遊びこそが余暇の原点だからだ。